Saturday, July 30, 2011

国策として最優先すべき放射性物質への対応とは

黙って怒れる学者の声も聴いてみて下さい。(IT委員会より)

東京大学アイソトープ総合センター長の児玉龍彦教授が、
2011年7月27日の衆議院厚生労働委員会で、
「放射線の健康への影響について」証言しました。



「アイソトープセンターのいろいろな知識を元に計算してみますと、
まず熱量からの計算では、
広島原爆の29.6個分に相当するものが露出しております。
ウラン換算では、20個分のものが漏出していると換算されます。

さらにおそるべきことには、これまでの知見で、
原爆による放射能の残存量と、原発から放出されたものの残存量は、
1年に至って
原爆が1000分の1程度に低下するのに対して、
原発からの放射線汚染物は10分の1程度にしかならない。」

「実際に何十兆円という国費がかかるのを、
今のままだと利権がらみの公共事業になりかねないという
危惧を私は強くもっています。
国の財政事情を考えたら、そんな余裕は一瞬もありません。
どうやって本当に除染をやるか、
七万人の人が自宅を離れて彷徨っているときに、
国会は一体何をやっているのですか。」と怒っています。