Friday, December 28, 2012

『 Think the Earth Paper 』の配布について

『 Think the Earth Paper 』を、200部ご恵送頂きました。

毎年2回発行で、もう11号になりました。
今回は神奈川県の鶴見川流域ネットワーキングの岸由一慶応大学教授のインタビュー記事が特集されていました。


地図を人間の都合だけで考えた「デカルトマップ」でとらえるのではなく、もっとフラクタルに、自然の地形や生態を考えた水系に添った流域を広範囲に考え、生活や災害、地球環境問題への解決に役立てていこうとする発想と取り組みが紹介されていて大変興味深いものでした。

15年前、高知県の道路標識のわかりにくさの解決に、河川流域表示との組合わせはどうかと提案したことがあり、生活者視点と県外者の立場から考えても、流域思考の導入には賛同する部分が多くありました。

また、今回は「地球検定 上級編」15問があり、試してみましたが惜しくも14点で、満点とはなりませんでしたが、フリーペーパーを隅から隅まで家族や仲間と回し読む楽しさも味わえるかもしれません。

すでに、持参できる企業にはお届けしましたが、2013年の1月の運営委員会以後、事務局にも置いておきますので、ご希望の方はお申し付け下さい。

最後に、「一般社団法人 Think the Earth Paper」 の関係者の皆さんにお礼申し上げます。

そして、2013年もご支援のほど宜しくお願いします。
 
 

Saturday, December 22, 2012

浄水システムと光触媒入門

アメリカのサイエンス教育団体と3M社が主催する若手科学者大会で優勝した14歳の Deepika Kurup さんの「太陽電池式の浄水システムを発明」のニュースが話題になっていました。


高知エコ産大賞と違って、賞金は25,000ドルだったようです。

彼女の浄水器では、酸化チタンと酸化亜鉛を太陽光に晒し、化学反応を起こして酸化力の強いヒドロキシルラジカルを生成させ、水の中の有害なバクテリアを殺して大腸菌を顕著に減らし、浄水を作り出すと説明されていました。

従来型の浄水では、紫外線照射に電力が必要で、塩素を用いた殺菌は匂いが残るという欠点がありましたが、太陽光を使うKurupさんの浄水器は、グラム当たり0.5セントというローコストで、匂いの問題もないとのことです。

そして、排水処理施設からの汚染された水を、自宅の裏庭に設置した浄化システムでテストを繰り返して、この素晴らしい発明が生まれたと評価されていました。

「光触媒浄化装置」などの話は、以前から様々なものがあり、少し知っていたのですが、この機会に14歳の少女に負けないように、「光触媒入門」の解説も読んでみました。

ご興味のある方は、リンク先からどうぞお読み下さい。


光触媒入門
http://www.d7.dion.ne.jp/~shinri/nyumon.html

太陽電池式の浄水システムを発明
http://irorio.jp/yuukashimoda/20121219/40557/
  
 

Monday, December 17, 2012

現実を踏まえて、より良い方向へ!

2012年12月15日(土)、東京のビッグサイトで開催されていた
日本最大級の環境展示会、
『第14回 エコプロダクツ2012』が、盛況裡に閉会しました。

http://eco-pro.com/eco2012/

次回の開催は、2013年12月12日〜14日の3日間の予定です。
皆様のご来場、ご出展、ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

そして、12月16日(日)に、衆議院議員選挙が実施されました。
しかし、公職選挙法でインターネットが選挙活動に利用できない状況もあってか、またしても投票率が下がってしまいました。

有権者一人あたり約1000円の選挙費用を、震災復興や国土保全に利用できたならと思ったことでしたが、これからの議員活動に期待したいものです。

エコツアー委員長の岡田さんの本日のブログより、
言葉と写真をご紹介します。


 
 

Tuesday, December 11, 2012

バイオ企業「ユーグレナ」上場へ






2012年の高知エコ協の忘年会で話題になった、春から夏にかけて水田に発生するミドリムシの利用についての情報です。

時事ドットコムによると、「ミドリムシを活用した事業を展開するバイオ企業ユーグレナ(東京都文京区、出雲充社長)が12月20日、東証マザーズに上場。

2005年8月に設立された同社は、ミドリムシのエキスを使ったサプリメントなど機能性食品の販売を手掛け、急成長。バイオ燃料に応用する技術の研究開発も行っている。」とのことです。

ちなみに、社名の「ユーグレナ」は、ミドリムシ(緑虫)の学名の総称です。

近年、ミドリムシを用いたバイオ燃料の研究や医療技術の転用、環境改善、豊富な栄養素を持つことから食用としての研究が進んでいるようです。

 
 

再生可能エネルギーの地域活性化事業

再生可能エネルギーの地域活性化事業の採択結果
高知県関係の情報提供


              平成24年12月11日
              資源エネルギー庁の発表より

http://www.meti.go.jp/press/2012/12/20121211002/20121211002.html

資源エネルギー庁は、総務省と連携して、地域における再生可能エネルギー発電事業を通じた地域活性化を後押しするための事業を実施しています。
この度、再生可能エネルギー発電事業の実施可能性や地域活性化モデルの調査・検討を行い、事業開発計画としてとりまとめる31件のプロジェクトを採択しましたのでお知らせします。

事業の趣旨:
再生可能エネルギーの固定価格買取制度開始(7月1日)後、再生可能エネルギーを活用した地域活性化策は大きなチャンスを迎えています。
この機会を活かすためには、再生可能エネルギー発電事業を継続的に展開し、その収益を活用することで地域が自立・成長できる仕組みの構築を進めることが鍵となります。
このため、再生可能エネルギーを通じた地域活性化を企図した地域が自立的な事業計画作りを行い、中でも、専門家の力を借りて資金面でのしっかりとしたプラン作りを行うよう、調査事業を実施します。

高知県関係採択事業について

テーマ名:
 小水力発電SPVの設立運営を地域住民主体で可能にするモデルの構築

事業者名:
 ○地域小水力発電株式会社

発電種別:
 ○中小水力発電

連携自治体:
 ○高知県
 ○高知県高知市
 ○高知県安芸郡馬路村
 ○高知県吾川郡仁淀川町
 ○高知県幡多郡三原村

事業概要:
高知県内5ヶ所において具体的なレイアウトを元にした小水力発電事業の事業計画を構成する。
また、地域金融機関とともにノンリコースやリミテッドリコースファイナンスの可能性を検討して、資金計画を構成する。
その上で、これらの計画を地域住民に説明して啓発活動を行う。これにより、地域住民等が主体となってSPV(Special Purpose Vehicle)を設立し発電事業を実施する地域再生モデルの構築を当事者として具体的に推進する。

以上
 
 

500kW以上太陽光発電設備の申請について

500kW以上太陽光発電設備の申請について
(設置場所の土地確保状況確認書類必須化)



「高知県新エネルギー導入促進協議会」ネットワーク会員の皆様へ

              高知県新エネルギー推進課

資源エネルギー庁による設備の認定に関する各種申請について、
平成24年12月10日に運用変更が行われ、
500kW以上の太陽光発電設備の申請には、
設置場所の土地確保状況の確認書類の提出が必須化されましたので、
情報提供します。

■500kW以上の太陽光発電設備の申請について
(平成24年12月10日運用変更)
500kW以上の太陽光発電設備の申請には、
 以下のいずれかが必須書類となります。

<設置場所を所有して売電事業を行う場合>
○登記簿謄本(写しでも可)
○売買契約書の写し

<設置場所につき賃貸・地上権設定を受けて売電事業を行う場合>
○賃貸借契約書・地上権設定契約書の写し

<申請時点で、設置場所の所有、又は賃貸・地上権設定を受けていない場合>
○権利者の証明書

資源エネルギー庁のホームページリンクをご確認ください。
http://www.enecho.meti.go.jp/saiene/kaitori/nintei_setsubi.html#sun01

以上
 
 

Sunday, December 09, 2012

夜の地球映像



NASAが公開した人工衛星から撮影した地球の雲の無い夜の合成画像は、PCの全画面表示で見ると圧巻です。
以前から写真が時々発表されていましたが、ビデオ映像になったのは初めてではないでしょうか。


東日本大震災では消えていた東北の灯も、今はかなり復旧し、わずかな時間ですが確認できました。

大韓民国に比べ、北朝鮮は省エネに徹底した(?)暗闇が広がっています。そして、アメリカ合衆国も、東西でこれほど人間が住むには差がある地形だったことも確認できました。

高知県では、メガソーラーパネル設置への動きが出てきましたが、私達も無駄な電力を使わず、貴重な資源として利用したいものですね。