Monday, November 28, 2016

太陽光発電について

11月の運営委員会で、太陽光発電の話題が出ていました。

「現在増え続けている太陽光発電パネルは、20年くらいしたらどうやって廃棄回収するのだろう?」と。
例えば、無闇に増やすと、大災害時に凶器になる心配はないでしょうか。

ある自治体では、公園池面に太陽光発電パネルを設置したため、付近の住民から反射光の眩しさや住環境の室温上昇にクレームが出ているニュースもありました。

私(IT委員会担当者)は、高知エコデザイン協議会の何度かの環境セミナーを聴講した結果、『太陽熱発電』には賛成でしたが、『太陽光発電』には今もまだ疑問を持ったまま、熱交換率の観点からも、もう少し技術進化しなければ・・・と納得できずにいます。

しかし、もう少し太陽光発電の知識を見直しておこうと考えていたところ、熊本県の太陽光発電パネル施設管理者の分かりやすい動画がありましたので、参考までにご紹介します。

少し長めですが、時間のあるときにでも、是非とも御覧ください。


太陽光発電のデメリットがわかるセミナー(2015/04/07)約40分



太陽光発電を導入する際のメリットだけでなく、デメリットもお伝えします。

標準的な太陽発電システムは、動画の図に示すように
  太陽電池モジュール、
  パワーコンディショナ、
  これらを接続する接続箱、
  発電量を確認するモニター、
  配電系統側に設置する電力量計
などで構成されます。

太陽光発電の発電原理と仕組み

ちなみに、発光ダイオード(LED)は、電流を流すと発光します。

太陽光発電はその逆であり、半導体に光を照射すると電流を発生するという「光電効果」を利用します。
具体的には、N型シリコンとP型シリコンの接合面に太陽光が当たると、マイナスの電荷をもった電子とプラスの電荷をもった正孔(ホール)が発生します。
その結果、電子はn形半導体へ、正孔はp形半導体へ引き寄せられ、光起電力が発生し「電流」を発生します。

「太陽電池モジュール」は、「電池」と付いていますが、電力を蓄える装置ではなく、太陽の光エネルギーを直接電力に変換する「発電機」の役割をはたします。
太陽電池は、シリコン系、化合物系、有機系とあって、それぞれに発電効率がちがいます。現在の主流はシリコン系で世界の生産量の約8割をしめています。

(IT委員会より)